【北京・赤間清広、河津啓介】中国の全国人民代表大会(全人代=国会)が15日、閉会した。李克強首相は
閉会後の記者会見で、日本、韓国との3カ国による自由貿易協定(FTA)について「世界で保護主義が
台頭する中、3カ国にとって大きな利点がある」と締結交渉の加速に意欲を示した。

 李氏は「我々は安定した周辺環境を求めている」と述べ、日韓との連携に加え、朝鮮半島の非核化推進や、
東南アジア諸国との協力を重視する姿勢を強調した。米中摩擦が強まる中、アジアにおける中国の
存在感を高める戦略とみられる。
https://mainichi.jp/articles/20190316/ddm/002/030/130000c