高松市サンポートの「サンポートスケートパーク」にあった正体不明の路上芸術家、バンクシーの作品に似た絵が白い塗料で上塗りされて消されていることが11日、分かった。
施設を管理する市がバンクシーの作かどうか調査しているが、無断で公共施設に塗料を付けるのも落書きだとして、困惑している。

市都市計画課によると、絵については2月6日に市民からメールで情報提供があった。白塗料による上塗りは、今月10日に報道機関から問い合わせがあり、発覚した。
平面台とスロープの計2カ所に、傘を差してかばんを持つネズミのようなイラストが描かれていたが、いずれも白い塗料で上書きされていた。2月下旬にはイラストが確認されており、それ以降に消された可能性が高い。

同課は「どういう形であっても公共物への落書きはやめてほしい」と話している。

市は絵の真偽を確かめるため、認証機関や同様の絵が見つかっている東京都などに問い合わせて調査しているが、結論は出ていない。

https://mainichi.jp/articles/20190311/k00/00m/040/133000c
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