マツダ、新型「Mazda3」に雪上試乗。走りの秘密は進化したリアサスペンションにあり

 まもなく登場するマツダ「アクセラ」の後継モデルになると言われている新型「Mazda3」(車名を引き継ぐかは未定)。
このMazda3に北海道のマツダ 剣淵試験場で3月初旬に乗ってきた。
個人的には走りをそれほど期待していなかったからだ。
その理由はリアサスペンション形式をマルチリンクからトーションビームアクスル(以下、TBA)に変更したからだ。
あらゆるものはスペックだけで判断できないとは思っているが、やはり先入観はつきまとうのが正直なところだ。

現行「アクセラ」でコースチェックがてらに走り出すと、これはこれでわるくないと思える扱いやすさがあることを確認できる。
だが、Mazda3で同じシーンを走ると、扱いやすさが段違いで向上していたから驚いた。
フラットに走り乗り心地もわるくない。荒れた路面でいつまでもゆらゆらと動くアクセラに対し、入力を一発で納めて目線のブレもない。

 結果的に路面からの入力については「ドンッ!」と大きくなっているが、人間はそれにあまり気が付かない。
実は人間の能力を研究した結果、そちらのほうが快適であるという答えに到達したそうだ。
リアサスペンションが柔らかいといつまでも収束しないように感じることも発見したらしい。
人間の能力を最大限に活かし、前後共に「ドンッ! ドンッ!」と入力するが、そちらのほうがかえって快適だという判断だったようだ。

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1173780.html
https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1173/780/003_o.jpg