勤務中の警官にはねられ重傷、670万円賠償命令 京都地裁
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190302-00000029-kyt-soci
勤務中の警察官のオートバイにはねられ重傷を負い、介護施設への入居が必要になったとして、京都市東山区の男性(87)が京都府に対して1100万円の賠償を求めた訴訟の判決が1日、京都地裁であった。
山中耕一裁判官は、府に約670万円の支払いを命じた。
判決によると、2015年3月2日午後3時40分ごろ、東山区渋谷通東大路東入ルの路上で、東山署地域課の男性警察官がオートバイで近くの交番に向かう途中、路上駐車していたトラックの脇を通り過ぎようとした際に道路を横断中の男性と衝突。
男性は肝臓破裂や肋骨(ろっこつ)骨折の重傷を負い、脚の関節に障害が残り、独居生活が困難となった。
山中裁判官は「警察官はトラックと十分間隔を空け、歩行者が出てきた場合には停止できる速度で進行すべき義務があった」と指摘。警察官の過失割合を8割以上とした。
府警監察官室は「被害者には改めておわびし、今後事故がないよう指導したい」とコメントした。