東京 江東区のマンションで80歳の女性が手足を縛られて死亡していた事件で、部屋全体が何かを
探すかのように激しく荒らされていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。一方、室内の
押し入れには金庫が隠されていて、警視庁は犯人グループが金庫を狙って押し入ったものの
見つけられなかったとみて、ほかに奪われたものがないか調べています。
先月28日、東京 江東区東陽のマンションの部屋で、1人暮らしの加藤邦子さん(80)が口や手足を
粘着テープなどで縛られて死亡しているのが見つかり、警視庁は黒い服にマスク姿の不審な3人組が
出はいりする姿が防犯カメラに写っていたことから、強盗殺人の疑いで捜査しています。
その後の調べで、加藤さんの部屋は全体が何かを探すかのように激しく荒らされていて、タンスの
引き出しは一つ一つ物色されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
一方、寝室の押し入れの奥には40センチ四方の据え置き型の金庫がカバーをかけて隠されていて、
鍵がかかったままで開けられていなかったことが分かりました。
本棚の引き出しには、現金130万円と現金20万円が別々に置かれていましたが、こちらにも手をつけず
周囲を激しく荒らしているということです。
警視庁は犯人グループが金庫を狙って押し入ったものの見つけられなかったとみて、
ほかに奪われたものがないか確認しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190302/k10011833891000.html