東名あおりデマ 提訴へ 書き込み被害の社長 ネット投稿の男性8人に対し
神奈川県の東名高速道路で2017年、あおり運転でワゴン車の夫婦が死亡した追突事故を巡り、
インターネット上にデマを書き込まれ精神的苦痛を受けたなどとして、建設会社「石橋建設工業」
(北九州市八幡西区)の石橋秀文社長(48)が来週にも、福岡県や関東などに住む男性8人を相手取り、
計880万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁直方支部に起こすことが1日、代理人弁護士への取材で分かった。
弁護士によると、8人は同年10月、事故で逮捕された男が石橋建設工業の従業員であるかのような
デマをネット上に書き込んだ。会社には苦情や嫌がらせの電話が殺到し、一時休業を余儀なくされた。
福岡県警は昨年6月、ネットに誤情報を書き込み拡散させたとして、名誉毀損(きそん)容疑で男性
11人を書類送検。福岡地検小倉支部は同8月、全員を不起訴処分とした。
このうち、示談が成立するなどした3人を除く8人を提訴する。
石橋社長は取材に「何の謝罪もなく、どういうつもりなのかを問いたい。また同じような被害者が出るかも
しれないという危機感もあった」と話している。
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