https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190228-00000110-mai-soci
盗品を買い取ったとして、県警捜査3課は28日、名古屋市西区のリサイクルショップ「おたからや上小田井店」店長の竹内宏容疑者(31)=名古屋市北区=と、店員の服部功希容疑者(29)=北名古屋市=を盗品等有償譲り受けなどの容疑で逮捕した。
2人は盗品を市場価格より安く買い取っており、捜査3課はリサイクルショップが「盗品の処分場」として機能していたとみて実態を調べる。
逮捕容疑は2人は共謀し、同店で2018年11月5日ごろ、盗品と知りながらオメガの腕時計や切手など77点を1万500円で買い取ったとしている。2人の認否は明らかにされていない。
捜査3課によると、盗品は春日井市内の民家に盗みに入ったとして窃盗容疑で逮捕・起訴された男(32)が持ち込んでいた。
古物営業法は業者に1万円以上の古物を買い取る際、持ち込んだ人の住所や氏名の確認を義務付けている。今回押収された腕時計は中古の買い取り相場が4万〜7万円だが、同店の買い取り伝票には9000円で買い取ったと記されていた。
捜査3課は、安く古物を仕入れたい両容疑者と、盗品を処分したい窃盗事件の被告の利害が一致し、1万円未満で買い取ったことにした可能性があるとみている。
同店は全国展開する「おたからや」のフランチャイズ店で、両容疑者が勤務する会社はこの店だけを経営していた。