昨年10月、オランダのハーグで5Gの実験が行われたらしい。
らしい、というのは実験そのものが非公開だったからだ。
オランダ鉄道は将来的な運用を目指し、デン・ハーグHS駅に5Gのアンテナ塔を設置しており、
その通信エリアの確認および駅ナカや周辺にある機器に影響が出るかどうかをチェックする実験だったという。

実験の同時刻、近隣ハイゲンスパルク地区にある公園で不可解な現象が起こった。
木の枝に止まっていたムクドリが、次々に墜落し始めたのだ。
ムクドリ以外にも、池で泳いでいたカモが一斉に頭を水中に突っ込んだり、
我先にと飛び立ったかと思うと、少し離れた地面や水路に急降下したり。
驚いたことに落ちてきたムクドリは、皆息絶えていたという。その数、合計297羽。

さながら、ヒッチコックの『鳥』を彷彿させるようなパニックシーンだったろうが、
散乱していた鳥の死骸はすぐに撤去され、現在は公園の一部を人も犬も立入禁止としている。
だが、死屍累々を目撃した町の人々は気づいたのだ、新しい5Gアンテナ塔の実験により、突如として野鳥が大量死してしまったことに。

事件を受けて、オランダ食品消費者製品安全庁(NVWA) は、「ヴァーヘニンゲン生物学研究所」に死亡した鳥の解剖結果を依頼したが、
2体に内出血を確認しただけで、毒物は検出されなかったという。
しかし、鳥の保護施設「デ・ウルプ」のスタッフ、シャロン・レクスモンド氏は
「見たところ、鳥たちは病的にやせ細っていたわけでなく、集団心不全とは考えられないんです」と、疑惑の目を向ける。

5Gの実験は、これが世界初というわけではない。
昨年、同じくオランダのフローニンゲンで実施された時も畜牛に異変が起きており、
スイスの渓谷では、のんびりと草をはんでいた牛たちが、突如としてバタバタと倒れていったことが報告されている。
そして恐ろしいことに、ノルウェー、スウェーデン、オーストラリア、アメリカでも同様の事態が勃発しているということだ。

今、世界中で5Gテクノロジーの導入に関心が高まっているが、なにより人々が知りたいのは
「5Gは人体にまったく無害で安全」と保証できるかどうかだろう。

https://tocana.jp/2019/02/post_85230_entry.html
https://www.youtube.com/watch?v=vBFcO0AR3T8