日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月10日初日)の新番付を発表。
左アキレス腱を断裂した16年名古屋場所以来、16場所ぶりの幕内復帰を果たした豊ノ島(35=時津風)は、
大阪・東成区内にある時津風部屋で取材に応じた。
関脇経験者が幕下に陥落後、幕内に復帰するのは80年初場所の琴風(元大関=現尾車親方)、
88年九州場所の鳳凰に続き、昭和以降3人目の復活劇。そんな感傷に浸ることなく、
今場所の目標を聞かれると「優勝です。幕内に戻ったんだから優勝を目指したい」と迷わず即座に答えた。
「自分が活躍していた頃は、絶対的な白鵬関がいた。今も(優勝候補)筆頭だろうけど、
ケガとかもあって先場所は玉鷲、その前には貴景勝、御嶽海…。
誰でも優勝のチャンスがある状況でしょ? だからこそ今はチャンス」。
確かに今は、ケガを抱える白鵬に絶対的な強さは求められない。状況は群雄割拠の戦国時代。
「上位は星のつぶし合いがある。下の方で星を伸ばす方がワンチャンはある」と、
西前頭14枚目から“荒れる春場所”を演出するもくろみだ。
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201902250000353.html
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