【ロンドン時事】アフリカ西部セネガルで24日、大統領選の投票が行われた。アフリカでは珍しく1960年の
独立以来一度もクーデターが起きず、セネガルは「アフリカ民主主義のモデル」とも言われる。選挙は
再選を目指す現職マッキ・サル氏に対し、野党候補4人が挑む構図だ。

 ダカールからの報道によると、公式結果は1〜2日後に発表の予定。過半数を得た候補者がいない場合、
3月にも決選投票が行われる。登録有権者数は約670万人。

 当初はマッキ・サル氏の有力対抗馬として、国民に人気のハリファ・サル前ダカール市長ら2人が
浮上していたが、汚職問題で有罪を受けて出馬停止となった。このためマッキ・サル氏が第1回投票で
勝利する可能性が高いとされ、同氏は「勝利は明白」と自信を示す。しかし、2人の出馬停止には
政権からの圧力があったと疑う見方もある。(2019/02/24-18:26)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022400390&;g=int