ちょっとユニークで、何とも気になるランキングをソニー生命保険が公表した。
「47都道府県別 生活意識調査2018―19年版(マネー・旅行編)」で、お金に絡む内容が満載だ。
「倹約家1位は佐賀県」「家計簿をつけている1位は神奈川県」「財布の中をいつも整理整頓の1位は福井県」といった具合。中でも、
「貯蓄額ランキング」は興味津々だ。
トップは東京都の639万1000円。都心にはケタ違いの大金持ちが集中しているから当然の結果だろうが、意外なのは2位の三重県(533・4万円)だ。
大都市を抱える3位大阪府や、4位愛知県より貯蓄額は多いのだ。
「三重県民は安定性を好むといわれています。だから貯蓄も苦にならないのでしょう。三井財閥の中興の祖である三井高利氏は三重県松阪市の出身です」(市場関係者)
5位の和歌山県も予想外だが、「自分は倹約家だと思う」の順位は大阪府と並び、和歌山県女性がトップ(68%)だった。倹約=貯蓄という構図のようだ。
6位以下は、奈良県、香川県、神奈川県、石川県、兵庫県と続く(別表参照)。
一方、ワースト3は岩手県(205・0万円)、島根県(172・1万円)、宮崎県(169・1万円)。
「宮崎県は1000人以上を抱える工場などの事業所が少ない。その影響もあるのでしょう」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)
46位の島根県は「自分は浪費家だと思う」で全国トップ(44・0%)だった。ということは「貯めるより使う」派なのかもしれない。
全国平均の貯蓄額は365・9万円。23位の長野県、24位の長崎県、25位の山口県あたりが標準だ。それにしても1位と最下位の差は470万円もある。
地域格差はベラボーだ。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/248180
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