19年度から札幌市内の工事が本格化 北海道新幹線整備
https://e-kensin.net/news/113171.html
https://e-kensin.net/wp-content/uploads/2019/01/190123sapporoshinai_shinkansen_seibi_image.jpg
北海道新幹線整備は2019年度から札幌市内の工事が本格化する。
札幌駅は、在来駅11番線の拡張に向け準備工に入る見通し。
市内を縦断する札樽トンネルは、年度初めから手稲区で発進立て坑の
掘削に向けた準備作業が始まる。
札幌市内の工事は、小樽市朝里と札幌都心をつなぐ札樽トンネル(26・2`)の一部と、
トンネル出口から新駅の約1`、新駅から苗穂駅周辺までの約1・3`の明かり区間で構成する。
春先から準備作業を始め、時期は未定だが最初に
手稲区西宮の沢2条2丁目付近の発進立て坑掘削に着手する。
並行して掘削に使うシールドマシン製作を進める。
工場製作と現地組み立てには2年ほどかかるため、早ければ20年度に掘削が始まる予定だ。
シールド工事は富丘工区側に掘削した後、市内側に向かい、
中央区北8条西12丁目付近の到達立て坑までを掘削。
到達立て坑からは開削工法を使い、石山通を越えた北6条西10丁目の
JR高架南側がトンネル出口となる計画だ。
出口からの明かり部は高架で在来駅東側に新設する新幹線ホームに接続する計画。
国土交通省の19年度整備新幹線予算案では、この明かり部分の着工費を計上した。
19年度は詳細設計を発注し、これを進めるのと並行して、高架が通過する
市道管理者の札幌市と用地取得の協議を進める。
駅部は同機構の委託でJR北海道が、新幹線ホーム設置の前提となる
在来線11番線の拡張工事に着手する。ホームを支える基礎が札幌市の
北口駅前広場や地下通路上に影響するため、19年度は支障物の移転など準備工に入る。
柱や基礎の詳細設計がまとまり次第、札幌市などと対応を協議する。