バイオマス発電所から油流出 住宅地の溝や下水管に流れ込む
2019年02月23日 14時54分
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京都府福知山市土師新町の「三恵福知山バイオマス発電所」で燃料のパーム油が漏れ出し、
隣接する住宅地の溝や下水管に大量の油が流れ込む事故が20日に発生していたことが22日、分かった。
発電所は、「三恵観光」(同市堀)のグループ会社が2017年から運用。
三恵観光によると、燃料備蓄タンクと発電機内のタンクをつなぐ弁が故障し、
油が流出しているのを、20日午前に出勤した従業員が発見した。
油は発電所の西に隣接する住宅地の下水管100メートル以上と、
周辺の側溝などに流入。白く凝固したまま流れなくなった。
22日は同社がバキュームカーなどで回収に当たった。
パーム油は植物性で、福知山市消防本部によると引火の可能性は低いという。
三恵観光の担当者は「近隣住民にご迷惑をお掛けして申し訳ない。
十分な改修を行い、再発防止を図りたい」と話している
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