過去に送られた南相馬市の「防災メール」が、21日夕方からおよそ2時間半にわたり、200件近く送信される不具合が起きました。
登録した住民にメールが届き続ける事態となり、南相馬市が対応を急いでいます。
南相馬市の防災メールは、登録した住民の携帯電話やスマートフォンに災害や安全に関連する情報が届くシステムで、およそ5000人が利用しています。
南相馬市によりますと、21日午後4時前から、以前、実際に送られたメールが突然、利用する住民に送信されつづけたということです。
誤送信されたメールは200件近くにのぼり、登録した住民の携帯電話やスマートフォンがおよそ2時間半にわたって鳴り続ける事態となりました。
メールの内容は、県沿岸に津波注意報が発表されたという情報や台風への警戒を呼びかける情報、それに、東日本大震災が発生した日や終戦記念日に鳴るサイレンを火災と間違え
ないよう呼びかける情報などです。
南相馬市は21日、防災メールのシステムを更新する作業を行っていて、その際に誤送信が起きたとみられるということです。
南相馬市の担当者は「市民のみなさまに大変ご迷惑をおかけしました。できるだけ早く正常にもどるよう作業します」と話しています。
南相馬市ではおととし9月にも、同じシステムで「国民保護情報が発表されました。大至急、対応してください」というメールを誤って送信しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190221/6050004484.html