https://techcrunchjp.files.wordpress.com/2019/02/which1.png
コンピューターは最近ますます、人の心を落ち着かなくさせるような技能に秀(ひい)でてきた。
それは、実在しない人間の顔を作り出すことだ。そしてコンピューターは、かつて存在したことのない人間の画像を作れるようになった。
今週、ThisPersonDoesNotExistが、このコンセプトをヴァイラルに広めるような役割を演じた。
このWebサイトは、コンピューターが作り出した新しい顔を数秒間隔で次々と見せてくれる。
そして、その…ときどき気持ち悪くなるような…猫バージョンが、ThisCatDoesNotExistだ。
しかも今度は、それがゲームになった。顔の画像を見て、どれが本物の人間か当てるゲームだ。
(ネタバレ: そのゲームによると、上図の8つの顔はどれもコンピューターが作った顔だ。)
その名もまさしくWhichFaceIsReal(どの顔が本物)と呼ばれるそのサイトは、二つの画像を並べて表示する。
どちらかが本物、他方がコンピューターが作った顔だ。
このゲームを作ったのはワシントン大学の二人のプロフェッショナルで、上の二つのサイトと同じ技術を使っている。
そのStyleGANと呼ばれるアルゴリズムを、Nvidiaのチームが最近オープンソースにした。
このアルゴリズムは、二つのニューラルネットワークを対戦させる。
一方は偽の顔の画像を作り、他方が偽を判定する。
現時点では、どれが本物か当てるのは不可能だ。
でも、しばらくプレーしていると、もしかしてあなたなら、コンピューターが犯す間違いに気づくかもしれない。
ゲームの作者も、いくつかの問題を指摘している。
顔に水滴のようなしみがあったり、笑顔の口の前歯の数が多すぎたり…。
しかし、あなたがその90%を正しく当てたとしても、もしも偽の顔が、本物の顔とこれほど意図的なまでに対照的でなかったら、果たして当てることができただろうか?
つまり偽の顔のどれかが、インターネット上のプロフィールのランダムな写真のような出来栄えだったとしたら、あなたは何も感じずにそれを見過ごしただろう。
https://jp.techcrunch.com/2019/02/21/2019-02-20-can-you-guess-which-face-is-real-and-which-is-computer-generated/
https://thispersondoesnotexist.com/
https://thiscatdoesnotexist.com/
http://www.whichfaceisreal.com/