長崎県佐世保市にある陸上自衛隊相浦駐屯地で先月、食堂を利用した隊員76人がおう吐や下痢などの症状を訴え、患者の一部からノロウイルスが検出されたことから、保健所はこの食堂の料理が原因の集団食中毒と断定し、19日から2日間の営業停止の処分にしました。
佐世保市保健所によりますと、先月30日から31日にかけて、佐世保市大潟町にある陸上自衛隊相浦駐屯地所属の隊員76人が、相次いでおう吐や下痢などの症状を訴えました。
症状を訴えた人は、いずれも駐屯地にある食堂を利用していて、一部の患者や調理をした業者から同じ型のノロウイルスが検出されたということです。
保健所はノロウイルスによる集団食中毒と断定し、食堂の委託業者、キョウワプロテックを19日から2日間の営業停止処分としました。
保健所によりますと、症状を訴えた76人はすでに回復しているということです。
陸上自衛隊相浦駐屯地では先月31日から食堂の営業が自粛され、弁当などに切り替えているということで「引き続き、衛生指導を徹底してまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190218/k10011819241000.html
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