スペイン首相、前倒し総選挙実施を15日に表明へ
2/15(金) 10:21配信

[マドリード 15日 ロイター] - スペインのサンチェス首相は15日朝に開かれる閣議後に前倒し総選挙の実施を表明する見通し。
スペイン議会による2019年予算案の否決で自身の少数政権が大きな打撃を受けたことから前倒しを決めた。

首相府は、サンチェス氏が閣議後、0900GMT(日本時間午後6時)にメディアに向けて発言すると明らかにした。

モンテロ財務相は14日、現地ラジオ局に対し、13日の予算案否決を受けて総選挙が行われると認めたが、日程は決まっていないと述べた。

政府と与党・社会労働党の関係筋はこれまで、選挙が4月14日もしくは28日に実施される可能性が高いとロイターに明かしている。
5月26日となる可能性もあり、そうなった場合は地方選挙や欧州議会選と同日実施の「スーパー・サンデー」となる。

スペインでは30年間続いた2大政党制が崩れ、政治分断が深まりつつある。ここ数週間の世論調査によると、選挙ではどの政党も
過半数獲得には至らないとみられる。

予算案はこれまでサンチェス政権に協力してきたカタルーニャの地域政党が反対に回ったことから否決されている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000037-reut-eurp