西大寺会陽本番を迎えた16日、舞台の西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)で開幕を飾る「少年はだか祭り」が行われ、岡山県内外の男児約300人が白熱の争奪戦を繰り広げた。2本ある宝筒は、いずれも岡山市立可知小6年上原威吹(いぶき)君(12)が獲得し、福男児になった。
まわし姿の児童は午後3時半すぎ、西大寺公民館(同市東区向州)を出発。「わっしょい、わっしょい」と大声を上げながら肩を組み、練り歩いた。
西大寺観音院に到着すると、1、2年生と今年から参加できるようになった未就学児(5、6歳)は宝餅、3、4年生は10本の五福筒を取り合った。
5、6年生が目指したのは「牛玉紙(ごおうし)」と呼ばれる和紙に包まれた宝筒。投げ込まれると、保護者たちの歓声を受けながら激しく体をぶつけ合い、福を求めて手を伸ばした。
宝筒を投下から数分後に手にした上原君は「ちょうど頭の上に落ちてきたので、剣道で鍛えた瞬発力でつかんだ。4月から中学生になるので、勉強やスポーツを頑張りたい」と声を弾ませた。
主催者によると、福男児が1人だけだったのは2年連続。
(2019年02月16日 21時48分 更新)
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