<プロレスリング・マスターズ:後楽園大会>◇15日◇後楽園ホール◇観衆1759人(超満員札止め)
前田日明氏(60)がセミファイナルの6人タッグにセコンドとして登場し、会場を沸かせた。
前田氏は、6月に引退試合を控え、今回が最後の出場となる長州力組と対戦する藤原喜明組を
青コーナー下でジーパンにジャケットのラフな姿で見守った。
試合中には、藤原が何度も前田氏にリングに上がるようけしかけた。
対戦相手の藤波辰爾からも、リング上から盛んに挑発された。
それでも、前田氏は動かなかった。終了後にはリングにあがり、マイクでファンにあいさつ。
1度帰り掛けた長州力が、ロープに飛んでリキラリアットに入るポーズを見せるも、笑って受け流した。
その長州とがっちり握手をかわすと、超満員の会場が大歓声に包まれた。
前田氏は「みんなよくやっているね。オレは引退試合をやったからダメですね」と参戦しなかった理由を説明。
さらに「マスターズの試合は派手なロープワークも変わったリバース(返し)もない。
それでも、長年やっている試合の経験と間でやっている。
そういうキャリアの人たちの試合を見て、若い選手も考えてほしい」と、プロレス界に訴えた。
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