千葉県松戸市は、市内の小学校で教諭が児童のけんかを止めないなどの不適切な指導があり、一方の児童が3年近くたった今も不登校になっていると発表しました。

松戸市によりますと、3年前の平成28年5月、市内の小学校の4年生のクラスで、男子児童に腕をたたかれ、やり返そうとした児童に対し担任の女性教諭が
「やり返していいです」と発言し、けんかを止めなかったということです。

さらに、教室にかけつけた教頭が、最初に腕をたたいた男子児童に対し、
「殴り合いをするならこの学校から出ていけ」とどなったということです。
男子児童は、その1週間後から学校を休み、3年近くたった今も不登校が続いているということです。

当時のやり取りを録音した音声データが、今月インターネット上に投稿され、市は経緯を把握したということで、不適切な指導があったとして事実関係の確認を進めています。

松戸市の本郷谷健次市長は
「不登校となってしまった児童のケアを最優先に対応したい。十分な検証を行い、再発防止に努めて参ります」
というコメントを出しました。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20190215/1000025629.html