島根県唯一のデパート「一畑百貨店」は、売り上げが低迷していた出雲店を今月末で閉店させることになりました。
経営資源を主力の松江店などに集中させることにしています。
一畑百貨店によりますと、出雲市駅前のホテルの1階に入る出雲店を今月末で閉店させます。
一畑百貨店の出雲店は昭和39年にオープンし、平成13年に今の場所に移転しました。
売り場面積はおよそ1000平方メートルで、当初はおよそ10億円を売り上げていましたが、郊外型の商業施設との競争や人口の減少などを背景に今年3月期の決算ではおよそ
5億3000万に落ち込む見通しだということです。
デパート業界をめぐる経営環境が厳しさを増すなか、一畑百貨店では経営の立て直しを進めていて、出雲店の閉店もその一環です。
一畑百貨店では経営資源を主力の松江店のほか、土産物販売や物産展の運営などに集中させることにしていて、出雲店の従業員20人もこれらの部門に再配置する方針です。
一畑百貨店の井上智弘専務は「利用していただいていたお客様には不便をかけるが、外商部門にこれまで以上に力を入れるなどして対応していきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20190213/4030002210.html