■バイトテロが話題になる6つの背景
2013年のバイトテロ騒動の時もそうでしたが、この手の炎上騒動は複雑な要素が組み合わさって大きな話題となっているのがポイントです。
具体的に、問題の構造を分割してみましょう。
■1.元々、「バカな行為」は目に見えないレベルであった
これは多くの有識者が指摘していることですが、残念ながら飲食店の裏側で、アルバイトが暇な時間に不適切な
行為をしていたり、不衛生な行為をしている人は、ネット時代以前から存在していたはずです。
私自身も20年以上前にファミレスや居酒屋チェーンでバイトしていたことがありますが、学生アルバイトが中心ですから、
ごみ箱に入れて戻すほどの不衛生な行為は論外としても、似たような種類の悪ふざけを目撃したことはあります。
飲食店以外の、友達の家での飲み会や、大学の部活の打ち上げなどでは、もっとひどいふざけた行為は良くあるはず。
ただ、当時はそうしたバカな行為は、あくまでアルバイトの中だけの秘密であり、せいぜい店長や先輩店員、親に見つかって怒られる、
のがせいぜいだったわけです。
■2.ネット投稿により「バカな行為」が可視化された
それが、ソーシャルメディアの普及により、バカな行為は可視化されるようになりました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20190210-00114341/