トヨタ自動車は8日、車の衝突実験に使う仮想人体モデル「サムス」の改良版(6代目)を発売した。
自社の新型車開発で役立てるほか、他の自動車メーカーや大学などの研究機関にも販売する。
サムスは、車の衝突時に、車内の人が受ける傷害をコンピューターで解析できる人体モデル。
6代目は、走行中の乗員の姿勢の変化を再現する5代目と、衝突時に骨や内臓が受ける傷害を解析する4代目の機能を併せ持つ。
これまでの実験では、解析できる部位の異なる5代目と4代目を入れ替えて行う必要があったが、6代目では1台で実験ができるという。
トヨタは、サムスで行った実験結果を、自動運転や自動ブレーキ技術のほか、安全性能を高めたシートベルトやエアバッグなどの開発に活用するとしている。
6代目「サムス」トヨタが開発
https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/feature/CO037414/20190208-OYTAT50053/
https://www.nikkei.com/content/pic/20190208/96958A9F889DE6E3E2E5E4E3EBE2E2EAE2E0E0E2E3EB9EEBE3E2E2E2-DSXMZO4107615008022019L91001-PN1-2.jpg