炊事や洗濯の自動化が進むなか、去年12月、東京都内でロボット掃除機に動かされたカーボンヒーターがソファーに接触し、火災が起きていたことが分かりました。
ロボット掃除機に押されて動かされるカーボンヒーター。熱を発している危険な部分がソファーに接触してしまいました。これはJNNが入手した東京消防庁による
再現実験の映像です。東京消防庁は、この再現実験によって、去年12月、都内で実際に起きた火災の原因を突き止めたのです。
東京消防庁によりますと、火事が起きたのは都内のマンションの一室。帰宅した女性がソファーから50センチほど離れた場所に置かれた
カーボンヒーターの電源を入れ、リビングを離れました。およそ20分後、火災報知器が鳴ったためリビングに戻ったところ、
いつの間にかヒーターがソファーと接触していて、火が出ていたということです。火はすぐに消し止められ、けが人はいませんでした。
「(今回の特異性は)通常動かない電気ストーブがロボット掃除機に押されて、火災になったことが予期できなかったこと。滑りやすいフローリングと、
電気ストーブが軽い場合、動いたりする」(東京消防庁 予防部調査課 原因調査係 西村太作 主任)
東京消防庁は取扱説明書の使用条件や注意点を読み、危険な状態にならないよう注意を呼びかけています。
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-185951/
https://news.nifty.com/cms_image/news/domestic/12198-185951/thumb-12198-185951-domestic.jpg