去年、小諸市のアパートで、タイ人の男性を包丁で刺して殺害した罪などに問われている27歳のタイ人の裁判員裁判で、検察は「殺害を決意した動機は短絡的で、強い非難に値
する」などとして懲役18年を求刑しました。
タイ国籍で住所不定、無職のコーセーン・チンナポップ(27)被告は、去年4月、小諸市のアパートの1室でこの部屋に一緒に住んでいたタイ国籍のタナチョークパンタクン・
プーラモントリーさん(当時37)の、胸や首を包丁で刺して殺害した罪などに問われています。
7日、長野地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、検察側は「殺意に基づいた執ようで残忍な行為であらかじめ準備して行われた犯行だ。殺害を決意した動機は短絡的で、強い非難
に値する」などと指摘し、懲役18年を求刑しました。
一方、弁護側は「衝動的な犯行で計画性がないうえ、被告が出頭した時には捜査機関が犯人として特定していなかったため自首が成立する」などと主張し、刑を軽くするよう求め
ました。
判決は今月12日に言い渡されます。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190207/1010007586.html