https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190206-00010651-bunshun-pol

地方創生担当大臣をつとめる片山さつき氏(59)の事務所で新たな口利き疑惑が浮上した。
2014年、徳島のイチゴ業者が日本政策金融公庫に2000万円の融資を申し込んだ際、片山事務所に口利きを依頼。業者側は成功報酬として200万円を要求されていた。

【写真】今回の口利き疑惑で窓口となった磯脇賢二氏の名刺

 口利きの窓口となったのは、当時、片山氏の公設第2秘書を務めていた磯脇賢二氏。
2014年から2015年3月まで公設第2秘書を務め、片山事務所の「金庫番」と呼ばれた人物だ。

 事の発端は2014年1月、徳島県で夏イチゴの栽培事業を行う「K社」が設立されたことだ。
K社は日本政策金融公庫の徳島支店に初期費用2000万円の融資を申し込んだが、あえなく却下。
途方に暮れるK社側に、磯脇氏と関係の深い人物からある提案が持ち込まれた。

「『(片山氏は)旧大蔵省出身だから、電話1本入れれば融資が決まる』という話でした。
その成功報酬は融資額の1割、200万円。
K社側は議員会館の片山事務所で磯脇氏と2時間にわたり面会した上で、片山事務所に口利きを依頼しました」(融資に関わった関係者)

 2015年4月、2000万円の融資は実現。
だが、最終的に成功報酬が支払われなかったため、2度にわたる訴訟トラブルに発展した。