ある日突然、インターネット上に自分への誹謗(ひぼう)中傷があふれていたら、どうすればいいのか。

 川崎市に住む在日コリアンの男子中学生は昨年1月、ネットの掲示板の書き込みに手が震えた。
「見た目チョン、脳みそもチョン、全てがチョン」「ヒトモドキ。たたき出そう国外へ」「ゴキブリ韓国人」などと読むに堪えない罵詈(ばり)雑言が大量に書き込まれていた。
おそらく数万件に上る投稿は匿名で、どれだけの数の人によって書かれたのかも分からない。

 ネット上に一度広がった投稿を、全て削除するのはほぼ不可能だ。高校生になった生徒は、今も「自分の名前を検索されたらどうしよう」と不安を抱えて暮らしている。

 見ず知らずの少年にいきなり悪意を向け、面と向かっては言えないような言葉で人格を攻撃する。ネットの発達によって生じた現代日本の醜悪な現実。相談を受けた弁護士らは立ち上がった。

 「匿名を隠れみのにしたヘイトスピーチであり、許されない。犯罪として刑事責任を問うべきだ」



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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000003-yonnana-soci