インド 夜行列車が脱線 6人死亡28人けが
インド北部で、長距離の夜行列車が脱線し、これまでに6人が死亡、28人がけがをしました。
インドの鉄道に対しては、日本政府が安全性の向上を支援していますが、依然として事故が後を絶ちません。
インド北部のビハール州で、現地時間の3日午前4時ごろ、首都ニューデリーに向かっていた23両編成の
長距離夜行列車が脱線し、一部の車両が横倒しになりました。
インド鉄道省によりますと、この事故で、これまでに6人が死亡、28人がけがをして病院で手当てを受けています。
事故が起きた場所では、この路線の中で列車が最もスピードを出して走行するうえ、線路に亀裂が入っていた
という情報があるということで、警察が脱線の原因を詳しく調べています。
インドの鉄道では、線路をはじめとする施設の老朽化やずさんな安全管理などが原因で、毎年100件前後の
事故が起きていて、犠牲者は、この5年間で合わせて600人以上に上っています。
こうした事態を受け、インド政府からの要請で日本政府が安全性の向上を支援していて車両や線路の
メンテナンスなどを指導していますが、依然として事故が後を絶たず、地元メディアは安全対策に一層
力を入れるべきだと訴えています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190203/k10011801961000.html