女子大生遺棄 海外の通信アプリ接点か 若年層のSNS出会い被害増加
昨年11月から行方不明となっていた東京都葛飾区の日本薬科大1年、菊池捺未(なつみ)さん=当時(18)=が
茨城県内で遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職、広瀬晃一容疑者(35)=同県神栖(かみす)市
深芝南=が、海外の会社が運営する携帯電話の通信アプリで菊池さんと知り合ったとみられることが2日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁捜査1課は広瀬容疑者の携帯電話を詳細に解析するなどして、詳しい経緯を調べる。
捜査関係者によると、広瀬容疑者は菊池さんと「(インターネットの)掲示板で知り合い、事件当日に初めて会った」と供述。
掲示板の種類について「通信アプリの掲示板を使った」と説明しているという。
広瀬容疑者は、菊池さんの携帯電話などを「川に捨てた」と供述。捜査1課が捨てたとされる場所を捜索したが、発見できていない。
また、同課が広瀬容疑者の携帯電話を調べたところ、昨年12月より前のデータは消去されていた。同課はデータを復元するなどして
2人が知り合った経緯や具体的なトラブルについて調べている。
菊池さんは昨年11月20日から行方不明になり先月31日、遺体で発見された。広瀬容疑者は「騒がれたので車内で殺害し、遺体を埋めた」
と供述。菊池さんの遺体に目立った外傷はなく、車内に血痕なども確認されなかった。捜査1課は窒息死などの可能性を視野に、詳しい死因を調べる。
広瀬容疑者は平成29年4月にも、会員制交流サイト(SNS)を通じて18歳未満の少女にみだらな行為をしたとして、
児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で警察に摘発されている。
https://www.sankei.com/affairs/news/190202/afr1902020020-n1.html