「3%の賃上げ」
首相が要請
安倍晋三首相が
経済界の出席者に
「3%の賃上げが実現するよう期待する」
と表明したのが始まりです。
この会議に有識者が提出した資料に、
経済の好循環やデフレ脱却のためには今度の春季労使交渉は重要な影響力を持ち、
賃上げはもはや企業への社会的要請だとして3%という数字が記載されています。
安倍首相はこれに沿う形で言及したのでしょう。
3%の根拠ですが、過去との比較の中から出てきたようです。
今は戦後2番目の長さという景気拡大局面です。
ところがバブル期(1986〜91年)に1人当たりの名目賃金が年平均で3.6%伸びたのに対し、
今回(2012〜16年)はわずか0.4%です。
このため政府は今回の景気拡大局面でも
賃金が3%程度上がってもいいはずだと考えているようです。
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO27076370Z10C18A2EAC000?channel=DF180320167063