遺体発見現場の付近、11月にコートや下着発見
2/2(土) 8:56配信
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広瀬晃一容疑者
日本薬科大1年の女子学生(当時18歳)の遺体が茨城県神栖市で見つかった事件で、司法解剖の結果、死因は窒息死の可能性が高いことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、広瀬晃一容疑者(35)(死体遺棄容疑で逮捕)が、車内で女子学生の口を塞ぐなどして殺害したとみて、詳しい状況を調べている。
捜査関係者によると、女子学生の遺体は1月31日、広瀬容疑者の供述通り、神栖市須田の空き地の土中から見つかった。着衣はなく、携帯電話などの所持品もなかった。女子学生は死亡後、2か月以上、経過しているとみられるが、司法解剖の結果、窒息死の可能性を示す痕跡があった。
空き地近くでは昨年11月下旬、近隣住民がピンク色のコートや下着が落ちているのを発見し、拾得物として茨城県警に届け出ていた。
女子学生は失踪直前の11月20日夜、広瀬容疑者のアパート近くで近隣住民に目撃された際、同色のコートを着ていた。その後の捜査で、拾われた衣類は女子学生の着衣と確認された。
調べに対し、広瀬容疑者は女子学生の衣類を「近くに捨てた」と供述し、携帯電話については「川に捨てた」と説明している。自分の携帯電話は事件後、別の機種に買い替え、古い携帯電話のデータを消去していたという。
広瀬容疑者は、女子学生を車内で殺害後、車で遺体を運んだと供述している。警視庁は先月24日、広瀬容疑者が使っていた勤務先の土木会社の軽ワゴン車を押収して車内を調べたが、血痕や毛髪などは見つからなかった。警視庁は、広瀬容疑者が事件後、女子学生の痕跡を消すために車内を清掃したとみて調べている。