2018年、イラストレーターの高旗将雄氏のイラストが大手セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」に盗用されるという問題が
世間を騒がせた。高旗氏が以前に描いた熊のイラストに酷似したデザインのTシャツが、BEAMSの自社製品として堂々と
販売されていたのだ。(略)
https://tanteifile.com/wp-content/uploads/2019/01/01-4.jpg
このたび、高旗氏が再び同様の被害に遭うという事態が発生。BEAMSが高旗氏のイラストを盗用して作成したデザインを
さらに盗用したものが、「Loderetto」というブランドの服に使われていたことが発覚した。(略)
高旗氏は、「パクリのパクリ」と表現。本件に注目が集まると、ブランドのサイトから当該商品に関するページならびに画像が
全て消えた。高旗氏は商品の生産数を確認して、二次使用料の支払いを求めるという。
https://tanteifile.com/wp-content/uploads/2019/01/03-4.jpg
ところが、交渉は難航している模様だ。Loderettoはイタリアのブランドであり、そこから輸入しているだけだと、同ブランドを扱う
株式会社ダイワは主張したとのこと。また、問題の商品をデザインしたのもイタリア人であると述べたという。
高旗氏はイタリアの商標等を確認したが、該当するものは見当たらなかったと疑問視する。
この点を当サイトが調べたところ、Loderettoの旧サイトの企業情報のページに、「“Loderetto” is all handmade in 
Japan.」と書かれていたことが発覚。つまり、同社は商品を全て日本で生産していると、自ら主張していたのだ。(略)
https://tanteifile.com/wp-content/uploads/2019/01/04-3.jpg
また、高旗氏も不可解な点として指摘しているが、このブランドはクリエイティブディレクターを「T」とイニシャル表記し、その氏名を
公表していない。(略)
ブランドのコンセプトには「ニットウェアには似通った見栄えの品が珍しくありませんが、『Loderetto』は違います」とあるが、笑止千万だ。
「Loderettoを着た人が少しだけでも楽しく、嬉しい気持ちになる事を願い、デザインされています」という一文も、今回の騒動を知っている
人々の同意は得がたいはずだ。

記事全文とそのほかの画像一覧 https://tanteifile.com/archives/12225