ドイツでは職場で風邪がバレたら、上司に呼び出され自宅へ強制送還…
1/25(金) 18:02配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190125-00010000-courrier-eurp
ミュンヘンは、雪の日が続いています。
こんにちは! ミュンヘンの、アヤノです。
みなさん、お正月のお休みはいかがだったでしょうか。松の内が過ぎ、七草粥を食べたと思ったらもう成人式があって……。学生の方は、受験シーズンに突入しますし、日本の1月は本当に駆け足で過ぎていきますね。
まさに、昔の人が言ったように「1月は往ぬる」。この1月特有の慌ただしさは、理由や様子が多少違っても、ドイツに住む我々も同じです。
多くの人がクリスマスから新年にかけて休暇を取得するので、滞った仕事を片付けたり、同時に大きな戦略会議や営業会議、または展示会があったりと、何かと慌ただしい日々が続きます。
そんななか、日本と同じように毎年ドイツでも流行る厄介なものが、これ。
風邪です。
寒風の中の、出勤。
ありがたくない季節の到来
私が住むミュンヘンはドイツの中でも南部に位置する都市です。“南”とつくから温暖なのかというとまったくそうではなく、緯度で言えば、ほぼ、札幌と同じところに位置します。
また、ここから40分も車で走れば、アルプス山脈の入り口ですから、山々から吹き折りてくる雪混じりの風は、冷気もスピードもすざまじく、大気は実際の気温以上に冷たく感じます。
そんななか、毎日、身が縮むような寒さを抜けて学校や職場に通うわけですから、当然のように例年、この時期は大変多くの方が風邪をひかれます。
みなさんのお耳にも届いているかもしれませんが、年末からヨーロッパは大寒波に見舞われていて、例年以上の寒さと雪に、街も人も多少疲れているところもあるのだと思います。
私の勤めるオフィスでも、「旦那さんが寝込んだ」とか、「子供の幼稚園で学級閉鎖……」、そんな話を耳にし始めたと思ったら、あっという間に一人、また一人。この1週間で、ばたばたと音を立てるように病欠の人が増えていきました。
では、ドイツで風邪をひくと、どんなことが起きるのか。
今回は、日本でもドイツでもこの時期はおなじみのこの厄介な病と、それによって起こるあれこれを、私の体験を通してみなさんにお伝えしてみようと思います。