同居する実父(84)の首にロープのようなものをまき付け殺したとして、福井県警福井南署と県警捜査1課は1月19日深夜、殺人の疑いで福井県福井市、団体職員広瀬嘉一容疑者(57)を逮捕した。
同課によると「父親の介護がうまくいかずカッとなった」と供述し、ロープのようなものを巻き付けたことを認める一方、「殺すつもりはなかった」と殺意は否認している。
逮捕容疑は17日午後10時ごろ、1階和室で無職広瀬一さんの首にロープのようなものを巻き付け、窒息させ殺害した疑い。
捜査1課によると、18日午前7時ごろ、嘉一容疑者から「父親が冷たくなっている」と119番通報があった。和室は一さんの寝室で、一さんはベッドの上にあおむけの状態だった。搬送された福井南署で死亡が確認された。
消防署員が現場に到着したときは首に何もなかったが、自宅内にあったロープのようなもので首を絞めたことを認めた。司法解剖の結果、締め方は緩く、死亡するまでに時間がかかっていることが分かった。首に絞められた痕はほとんどなかった。
嘉一容疑者は一さんの着替えや食事の準備、洗濯など介護をしていた。虐待していた形跡などは確認されていないという。
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