シェアサイクルやスマホのバッテリーなど、シェアリング・エコノミーの分野で新サービスが相次いで登場している中国で、2018年にリリースされた「シェア化粧ボックス」が現地で話題を呼んでいる。

話題を呼んでいるのは、女子大学生が起業して始めたサービスで、「17Beauty」と呼ばれる化粧ボックス。

中国のSNS・微信(ウィーチャット)の公式アカウントによると、女性に「品質が良く、いつでも使え、プライバシーの守られた」化粧スペースを提供することが目的だという。

ピンク色の大きな電話ボックスの様な外観で、決められた時間内で備え付けられた化粧品や道具を自由に使って化粧直しができるサービスだ。
さらに、備え付けの化粧品は、「ジバンシィ」や「アーバンディケイ」といった有名ブランドなどの商品だとしている。

実際に上海に設置されたボックスを体験した日本人、「たきさん@ちゃいなブログ」さんがハフポスト日本版の取材に応じてくれた。
たきさんによると、料金を支払ってボックスに入ると、化粧品や道具の入ったガラスケースが自動で開いていき、使えるようになる。

これらはボックス内の台に固定されており、口紅も直接唇に触れないように、それぞれ綿棒につけて塗るとのことだ。
ボックス入り口の扉もガラス状のため中が丸見えだが、使用開始とともにすりガラス状に曇っていく嬉しい配慮もあるという。

■衛生面が心配?

このボックスでは、一台に備え付けられた化粧品や道具を複数のユーザーが使いまわすことになる。

衛生面が心配になるが、たきさんは「化粧品を肌につけるためのパフや綿棒など、使い捨てのツールが置いてありますので、最低限の配慮はできていると感じます」とした一方で、
「他の方がどのように利用されているかわからないですし、特に口紅は口につくものであることもあり、やや抵抗感はあります」と話している。

化粧もシェアする時代? 中国で「シェア化粧ボックス」が話題に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190118-00010006-huffpost-int