2017年に苫小牧市に水揚げされたホッキ貝は751トンで、18年連続で市町村別の日本一になったことが17日、苫小牧市の調査で分かった。
前年比5・0%増。1キロ当たりの平均単価は同3円安の575円だった。
 市は、ホッキ貝の主要産地である道内や東北の市町村の漁獲実績を毎年、独自に集計。2位は根室管内別海町の525トン、3位は青森県三沢市の409トン。
東胆振・日高地方では、むかわ町の200トン(9位)が苫小牧市に次いで多かった。
 市の漁獲量は、1994年の1255トンをピークに減少傾向が続いていたが、2017年に資源回復を受け、漁業者1人当たりの漁獲枠を前年より拡大した。
市農業水産振興課は「長年、日本一の産地である強みを、水産振興につなげたい」と話す。(後藤真)

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