詐欺事件で服役している元タレントの羽賀研二受刑者が、被害者の賠償にあてられる不動産の
差し押さえを免れるため、妻に財産分与したように装ったとして、警察は、強制執行妨害などの疑いで
逮捕する方針です。

捜査関係者によりますと、元タレントの羽賀研二、本名、當眞美喜男受刑者(57)は、所有する
沖縄県内の不動産の差し押さえを免れるため、おととし、妻に財産分与したように装った疑いが
持たれています。

羽賀受刑者は、未公開株の売買をめぐる詐欺事件で知り合いの男性から3億7000万円を
だまし取ったなどとして懲役6年の実刑が確定し、現在、服役しています。

3年前、裁判所から被害者の男性におよそ4億円を賠償するよう命じられ、その2か月余りあとに
財産分与していたということです。

警察は、男性の告発を受けて捜査を進めていましたが、財産分与は差し押さえを免れるための
偽装だったとして、強制執行妨害などの疑いで逮捕する方針です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190118/k10011782211000.html