家庭用太陽光発電 価格保証で買い取り順次終了 新価格公表へ

家庭用の太陽光発電をめぐって、国の制度で一定の価格を保証して電気を買い取る期間がことし11月から順次、終了します。
これに伴って電力各社は今後、新しい買い取り価格の公表を本格化することにしていて、利用者の選択も注目されます。

太陽光などで発電された電気の買い取りを電力会社に義務づけた国の制度で、家庭の太陽光発電については10年間、一定の価格を保証して買い取られることになっています。

家庭の太陽光発電の買い取り価格は、2009年の制度導入当初、普及に向けて1キロワットアワー当たり48円に設定されましたが、
導入から10年が経過することし11月から順次、終了することになり、ことしは制度を利用する家庭全体の20%余りがその対象になります。

これに伴って、各電力会社は新しい買い取り価格を決めることにしていて、大手はことし4月から6月にかけて公表していくほか、新たに参入した電力会社でも今月から公表が相次ぐ見通しです。

制度導入当初に太陽光発電を始めた家庭では、買い取り価格が大幅に引き下げられることが予想されるうえ、これまで一律だった価格にも違いが出る見込みで、利用者の今後の選択が注目されます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190102/k10011765331000.html