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台湾の総統府 完成100年 24時間特別公開
台湾の総統府が日本統治時代に建てられて、ことしで100年になるのに合わせて
特別に24時間公開され、歴史的な建造物を見ようと多くの人たちが訪れました。
台湾の総統府は、日本が統治していた当時、日本人による設計で、7年をかけ
て建設され、1919年に完成しました。
日本の総督府として使われ、太平洋戦争中にアメリカ軍による空襲で一部焼け
落ちましたが、戦後、大規模な修復を経て、現在は台湾の総統府として使われ
ています。
平日は午前中、休日は月に1回程度、夕方まで一般公開されますが、築100年
となることしは、特別に2日朝(日本時間の2日午前8時)までの24時間公開
され、事前に申請した写真愛好家など100人以上が訪れました。
このうち、高さ16メートルほどの白壁の吹き抜けが特徴的な、海外からの要人
を迎える場所では、参加者たちが保安上の理由からふだんは禁止されている三
脚などの撮影機材を使って、じっくり撮影していました。
また、夕方以降は正面の広場で間近で見る機会のない、オレンジ色にライトア
ップされた赤レンガづくりの総統府の姿を、さまざまな角度から写真に収めて
いました。
訪れた50代の男性は「歴史的な建物は撮影してみると光と影が非常にきれいで、
本当に楽しかったです。ことしの運勢がよくなりそうです」と話していました。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190101/k10011765361000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190101/K10011765361_1901012246_1901012304_01_02.jpg