韓国艦のレーダー照射、なぜ危険なのか? 背景に「発射=撃墜」の艦対空ミサイル
P-1哨戒機はどれほど危険な状態だったのか?
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問題は照射の次の「艦対空ミサイル」
「STIR」は、一般的に「イルミネーター(照射器)」と呼ばれる種類のレーダーであり、レーダー電波を極めて細い(指向性の高い)
ビーム状で照射することに特化しています。おもに対空目標に対して使用され、対象の位置、高度、速度といった情報を高い精度かつ
リアルタイムに取得することができます。そしてこの状態を「レーダー照射」または「ロックオン」と呼びます。
問題はこのSTIRが、「広開土大王」に搭載される127mm砲やRIM-7P「シースパロー」艦対空ミサイルの射撃に特化した装置であるということです。
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「シースパロー」は、「セミアクティブレーダー・ホーミング」と呼ばれる誘導方式を採用しており、ミサイル先端部に取り付けられた
「シーカー(検知器)」が、STIRによってレーダー照射された航空機の反射する電波を拾います。そして航空機の方位を取得、自己の針路が
航空機との衝突コースに乗るよう、誘導・飛翔します。原理上、「シースパロー」発射後も標的に命中するまで、STIRによってレーダー照射を
し続ける必要があるものの、P-1より遥かに機動性の高い戦闘機に対しても有効であり、また小さな対艦ミサイルに対して使用することも可能な、
高い誘導精度を持ちます。
「シースパロー」には40kgの大きな弾頭(爆弾)が組み込まれており、ミサイル自体は直撃する必要はなく近接信管によって炸裂。
「コンティニュアス・ロッド」と呼ばれる金属製の鞭が円形に広がり、航空機ないし対艦ミサイルの胴体や構造物を、効率よく「切断」することに
特化されています。
http://news.livedoor.com/article/detail/15809150/