本来ならばチケット代が5万円を超えるディナーショーを、1万5000円で観せた“利益供与”――。
今月2日に開催された五木ひろし(70)のショーに、こんな疑惑が囁かれている。しかも五木本人
は“外に洩らさないで”と客に呼びかけていて……。
件の催しは、町田駅そばのホテルで行われた。会場のポスターなどには〈五木ひろし
クリスマスディナーショー〉の文字が躍るが、よくよく見れば下部に「国民民主党」のロゴが。
扉には「伊藤俊輔議員」のポスターも貼られている。
 そう、このショーの主催者は、伊藤議員の後援会なのだ。
 ここで五木は『よこはま・たそがれ』など13曲を披露するが、併せて伊藤議員が来場客に
向けて一席ぶつ場面もあった。となれば看板通りの“五木ひろしショー”と
捉えていいものかどうか疑問が残るが、実際、五木本人も、
「私のディナーショーは、5万1500円です。それを、たった1万5000円で観れたということです。
ボランティア価格です。これも、伊藤俊輔さんの当選を祝っての……」
 こう客に語りかけ、そして、
「伊藤俊輔さんのためにディナーショーやったよということが外に洩れますと……」
 と、口外しないよう呼びかけていた。来場客の一人は“それだけ安くショーをやっているなら、
有権者への利益供与じゃないですか”と振り返る。

https://www.dailyshincho.jp/article/2018/12251700/?all=1