文具メーカーのバッタ鉛筆は、どちら側からでも芯が出せる両端ノック式リバーシブルシャープペン「ダイナペンシル」を年内に発売する。
芯が折れても、反対側のペン先を使うことで、筆記のタイムロスを抑えることができるという。
一般的なシャープペンは、ノック部分に消しゴムと替え芯を入れる穴を備えているが、ダイナペンシルはノック部分をペン先に置き換えた。
両側にノック機構を備えているため、どちら側を押しても芯が出すことができる。
ダイナペンシルを開発したきっかけについて、バッタ鉛筆開発部の早川さんは「自分自身、シャープペンの上下を間違えて押すことが多かったので、いっそ両方を先端にして、上下の区別をなくせば便利なのではないかと思った」と話す。
試作段階では、両端を消しゴムにした「逆バージョン」も作ったが、字が書けないことに気付いて断念するなど、完成まで数多くの困難があったという。
両端どちらからでも字が書けるダイナペンシルは、筆記中に芯が折れても、反対側を使うことで速やかに筆記に復帰できる。
再度芯を出すために、何度もノックする必要がないことから、早川さんは「一分一秒を争う筆記試験で威力を発揮するのではないか」と話す。
年明けから本格化する受験シーズンに向けて需要を見込む。価格は1000円(税別)。
合格にかけた「五角形ダイナペンシル」も限定555本を5万円(税別)で販売する。
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