スマートフォンのQRコードを使った決済サービス「ペイペイ」で、クレジットカードが不正利用される被害が相次いでいることがわかった。
 警視庁にも被害相談が複数、寄せられているという。ペイペイを巡って、不正による被害が判明するのは初めて。
 以前に他社から流出したカード情報が悪用されているとみられ、運営会社は「被害は把握している。速やかに対策を講じたい」としている。

 ペイペイはソフトバンクとヤフーの出資で、10月にサービスを開始した。スマホにアプリをダウンロードしてカード情報を登録すると、QRコードを使ってキャッシュレス決済が可能になる。
 家電量販店やコンビニエンスストア、飲食店など全国で利用できる。

 運営会社によると、不正利用が確認され始めたのは、今月11日頃から。他人のカード情報をアプリに入力し、家電量販店で商品を購入する不正が確認された。
 商品を売却して、利益を得ているとみられる。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181217-OYT1T50063.html