在日中国人の驚くべき経済力向上ぶり、20歳女子が高級マンション住まい…

ありとあらゆる職業に就く
中国人が増えてきた

省略

 だが、日中の経済格差が縮まり、GDPで拮抗(きっこう)し、中国が日本を追い越していく過程で、日本は中国人から見て、もはや物価高な国ではなくなったし、来日するハードルが高いわけでもなくなった。
躍進する中国を“追い風”として、日本に住む中国人の実態は、いつの間にか大きな変貌を遂げた。取材を進める過程で、そのことがよくわかってきた。

「親が大学の近くにマンションを買ってくれるというので、両親と3人で下見をしました。予算はだいたい5000万円くらいですかね。
新築の2DKでちょっと手狭ですけど、部屋は2つあるので、両親や友だちが中国からきたときに泊まれますし、山手線の内側なら便利だと思います」

高度外国人材の
65%が中国人と圧倒的多数

 法務省などの「高度外国人材の受入れ・就労状況」によると、国籍・地域別高度外国人材として日本で働く全外国人のうち、65%が中国人で、圧倒的多数を占めている(2位は米国人、3位はインド人)。そのことも、それを裏付けている。

 高度人材とは、専門的な技術や知識を持つ外国人のことで、高学歴で職歴、収入など多数のチェック項目をクリアしたわずかな人材だけが取得できるビザのことだ。
昔は不法滞在者や技能研修生、好きでもない日本人と結婚する偽装結婚も多く、それがニュースにもなったが、今ではそうした人々は減少している。

 ある行政書士事務所で働く中国人から聞いた話で私が驚いたのは、日本での留学期間が終わっても、帰国も就職もせず、中国の両親がポーンと資金を出し、日本で経営管理ビザを取得する若者が増えている、という話だった。

続く
https://diamond.jp/articles/-/187821?page=4