香港の投資ファンドでアルパイン(6816)の大株主であるオアシス・マネジメントのフィリップ・メイヤー最高執行責任者(COO)は5日午後、都内で記者会見を開いた。
アルパインとアルプス電気(6770)の経営統合が臨時株主総会で承認されたことについて、「最初からアルパイン側が統合を受け入れるという結論ありきのものだった」と述べた。
そのうえで、統合承認は「日本市場における個人投資家、機関投資家、そして日本の企業統治にとっての敗北だ」と話した。
オアシスは会社側が提案した経営統合の議案とともに、経営統合を条件にしたアルパイン株1株あたり100円の特別配当の議案についても反対票を投じた。
メイヤーCOOは、「アルパイン株は過小評価されている。今後も少数株主のために戦い続ける」と語った。
オアシス、アルパイン統合承認「日本の企業統治の敗北」
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL05HOE_V01C18A2000000/