銀行で引き出した直後の約5000万円を奪おうとしたとして、警視庁は3日、いずれも韓国籍の自称衣料品販売員、コ・ヨンファン容疑者(27)と自称清掃業、チェ・ユンウ容疑者(27)の2人を強盗未遂容疑で再逮捕したと発表した。
 事件直後に韓国に帰国した22〜24歳の韓国人の男3人についても強盗未遂容疑で逮捕状を取っており、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針。

 警視庁は、現金を強奪した直後に帰国する「ヒットアンドアウェー」の韓国人強盗団とみている。

 発表によると、コ容疑者らは11月12日午後1時20分頃、東京都台東区松が谷の歩道で、貴金属買い取り会社役員の中国人男性(28)ら2人に、催涙スプレーを吹きつけるなどして、近くの銀行で引き出したばかりの現金約5000万円を奪おうとした疑い。

 男性が抵抗したためコ容疑者らは車で逃走。同区浅草の路上に車を放置し、近くのマンションに逃げ込んだところを蔵前署員に邸宅侵入容疑で逮捕された。

 調べに対し、コ容疑者は「催涙スプレーを噴射したが、現金を奪うつもりはなかった」と供述。チェ容疑者は「レンタカーを運転した」と供述している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181203-OYT1T50040.html