米西部カリフォルニア州で女性3人を殺害したとしてテキサス州の刑務所で服役している受刑者の男(78)が、
全米各地で他にも女性約90人を殺害したと自供し、連邦捜査局(FBI)や各地の警察当局が裏付け捜査に乗り出している。
29日までに米メディアが報じた。米史上最悪の連続殺人事件に発展する可能性が出ている。
FBIの発表文などによると、男は元ボクサーのサミュエル・リトル受刑者。
1970〜2005年にカリフォルニア州のほか南部フロリダ州など各地で薬物中毒者や売春婦を狙い、
殴ったうえで窒息死させる犯行を重ねた容疑が持たれている。
リトル受刑者は12年9月にケンタッキー州のホームレス施設で逮捕され、
薬物犯罪に関わったとして指名手配されていたカリフォルニア州に移送された。
DNA型鑑定で1980年代後半に起きた女性3人の殺害事件に関与した疑いが判明、2014年に終身刑が言い渡された。
さらにFBIが未解決事件を捜査する中でテキサス州の事件に関わった疑いも浮上。
今春、取り調べのため同州の刑務所へ移されていた。
リトル受刑者は事件の詳細について細かく供述しており、これまでに90人のうち34人の殺害への関与が裏付けられたという。
同受刑者は1950年代後半、高校を中退してオハイオ州の自宅を出た後は、万引や窃盗を重ねながら全米各地を転々としていたという。
「女性90人殺害」を自供、米史上最悪のシリアルキラーか
https://www.sankei.com/world/news/181130/wor1811300010-n1.html