愛子さま17歳に 多彩な経験で健やかに成長
皇太子ご夫妻の長女の愛子さまは1日、17歳の誕生日を迎えられました。
宮内庁によりますと、ことし4月、学習院女子高等科の2年生になった愛子さまは、学校の課題や予習・復習など、
これまで以上に勉学に励み、忙しい日々を過ごされているということです。
夏休みには、英語教育のサマースクールに参加するため、3週間近くイギリスに滞在されました。
英語の授業のほか、体験学習でロンドン市内や近郊の都市を訪れ、イギリスの文化や歴史、社会に触れられました。
先月には、学校の文化祭で同学年のグループでダンスを披露したほか、出番の合間には司会も務められたということです。
また、修学旅行で奈良県と京都府を訪れ、寺や神社など多くの文化遺産を見学し、日本の歴史や文化に触れられた
ということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181201/k10011730611000.html
秋篠宮さま きょう53歳に 大嘗祭めぐり政府決定と異なる意見
秋篠宮さまは30日、53歳の誕生日を迎えるにあたって記者会見に臨み、来年の皇位継承に伴う伝統儀式
「大嘗祭(だいじょうさい)」の費用に、公的な予算が充てられることについて、儀式の宗教色を踏まえ、天皇の
生活費にあたる予算から支出されるべきだという考えを示されました。皇族が公の場で、政府の決定と異なる
意見を述べるのは異例のことです。
秋篠宮さまは、誕生日を前に紀子さまと記者会見に臨まれました。この中で、秋篠宮さまは皇位継承に伴う
儀式などについて考えを尋ねられたのに対し、「大嘗祭」を取り上げ「宗教色が強いもので、国費で賄うことが
適当かどうか」と述べられました。
そして、「宗教行事と憲法との関係はどうなのかという時に、それは、私はやはり内廷会計で行うべきだと
思っています」などと話し、憲法の政教分離の観点から、天皇の生活費などに充てられる予算の「内廷費」から
費用を支出し、その範囲で儀式を行うべきだという考えを示されました。
政府は戦後の新しい憲法のもとで初めて行われた平成の「大嘗祭」にあたり、儀式の宗教性を踏まえ、皇室行事として
行う一方で、国にとっての重要な儀式でもあるとして、費用は公的な予算にあたる「宮廷費」から支出していて、
来年の大嘗祭もこの見解を踏襲して行われることが決まっています。
皇族が公の場で、政府の決定と異なる意見を述べるのは異例のことです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181130/k10011728731000.html