[ウェリントン 29日 ロイター] - 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]は、ニュージーランド(NZ)政府が
5G(第5世代移動通信システム)について、華為の機器を使用する計画を却下したことに対し、NZから明確な説明を求めていることを明らかにした。
NZの大手通信事業者、スパーク・ニュージーランド(SPK.NZ)は28日、開発中の5Gネットワークに華為の機器を使用する計画について、
NZの政府通信保安局(GCSB)が安全保障上のリスクを理由に使用申請を却下したと発表した。[nL4N1Y333X]
華為のNZ部門デピュティー・マネジングディレクター、アンドリュー・ボウォーター氏は29日に電子メールで送った声明で
「政府の立場を理解し、今後のプロセスに関する明確な説明を得るため、華為は関係閣僚や当局者との緊急会合を求めている」と明らかにした。
また、NZ当局から不正行為の証拠は一切示されておらず、華為がNZ国内の事業を脅かすとの考えを受け付けないとした。
西側諸国では、5Gを巡り中国政府の関与に対する懸念が広がっている。これに対し華為は、中国政府の影響力はないと繰り返し主張している。[nL3N1XA2F2][nL4N1XY1PQ]
華為は2005年からNZ市場に参入。4Gネットワークで機器を納入し、今年初めにはスパークと5G技術をテストした。
NZの担当閣僚や高官によると、5Gネットワークはリスクが高いと思われる業者を問題ない部分に限定することが困難で、これまでとは異なる安全面の懸念があるという。
https://jp.reuters.com/article/spark-nz-huawei-tech-idJPKCN1NY0CM
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