JR九州の青柳俊彦社長は26日の会見で、来年10月に予定されている消費税率の引き上げに合わせ、増税分を鉄道運賃に転嫁する方針を明らかにしました。
安倍総理大臣は10月、消費税を来年10月に10%へ引き上げる方針を示しました。
これに関連してJR九州の青柳社長は26日の定例会見で、「過去に消費税率が引き上げられた際、消費税を加味して運賃を変更してきた。今回も同じような形で進めたい」と述
べ、来年10月に予定されている消費税率の引き上げに合わせ、今回も、増税分を鉄道運賃に転嫁する方針を明らかにしました。
一方、首都圏の主な鉄道会社では4年前に消費税率が5%から8%へ引き上げられた際、IC乗車券の利用者を対象に1円単位の運賃を導入しましたがこれについて青柳社長は、
「運賃を1円単位にするとシステムの改修に多くの投資が必要になるので、10円単位のやり方を踏襲していきたいと思う」と述べ、10円単位で運賃を引き上げる見通しを示し
ました。
また、青柳社長は、鉄道事業全体で2%の増税分をまかなえるよう運賃を改定するため、すべての利用者の運賃が一律に2%引きあがるわけではないとしたうえで、具体的な引き
上げ額は今後検討していく方針を明らかにしました。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20181126/0002944.html